ダメ人間にもなれない

年金、福祉のない超低資産の老後生活

ロッキーザファイナルを観た ネタバレ注意

 

あらすじ

 

ボクシングから離れたロッキーは、愛する妻、エイドリアンを亡くし、フィラデルフィアで小さなイタリアンレストランを経営していた。かつての武勇伝を客に語る日々。息子のJrも独立し、距離感を埋められていない。そんな日々を過ごす中、ロッキーの中にまだ「熱いもの」が残っていることに気づき、ボクシングへの復帰を決意する。同時に、当時のヘビー級チャンピオンのメイソン・ディクソンからエキシビジョンマッチの試合を申し込まれ、「最後」の試合に臨むことになる。

 

エイドリアンの死

 

死亡シーンは描かれていないけど既に亡くなっていて、冒頭のシーンではエイドリアンの墓参りをするところから物語は始まる。その時の疲れ果てたロッキーの姿と、そばにいたポーリーの「俺はいい兄貴だっただろうか」というセリフが時の流れを感じさせられる。ロッキーシリーズは物語を進んでいくにつれて大切な人を失っていくのが辛い。

 

息子との距離感

 

前作では息子のJrとうまく向き合えなかったものの、ラストで和解していたけれども、今回は偉大な父ロッキーの息子というプレッシャーが重責で距離感が出てしまっている。何をやるにしてもロッキーの息子として見られてしまう。それが原因で父のもとから離れて、会うのも避けている現状だ。
第2作から4作を観た者としてはやはり寂しく感じる。

 

まさかの現役復帰!

 

偶然目に入ったテレビ番組で「ロッキーは過去の存在だ」と痛烈に批判されたのを見て、ロッキーの中のボクシング熱が再燃し、現役復帰を決意する。ライセンスの再取得の際に協会側は当初は反対するものの、ロッキーの粘り強い説得により何とか取得(作中のロッキーは50超えてるけど、驚異的な運動能力がある!)。トレーニングシーンではお約束の生肉を殴ったり、生卵を一気飲みしたりするけれども、50過ぎのおっさんがやってるのを見ると不思議とやる気が出てくる。

 

感想

 

前作はボクシングの試合もしなかったけれども、今回はちゃんとやるし、トレーニングシーンも本格的だ。それもピークを通り超した(普通だったらあり得ない年齢)おっさんがやるところがグッとくるのだ。特に歳を重ねた40歳以降の人たちが観たら闘志が湧いてくるんじゃないかな。
そして、我らが愛する?(どこか憎めない)ダメ人間のポーリーが老けたなあ。ロッキーも年をとったけど、ポーリーはもうおじいちゃんみたいになってる。前作までは毎回迷惑をかけたりハチャメチャな存在だったけど、今作ではむしろエイドリアンを喪って落ち込むロッキーを叱咤激励する場面もあるくらい。それだけ丸くなっている印象がある。

個人的なこの映画のハイライトシーンは、息子に挑戦することの大切さを熱く語るシーンだろうか。もっと若い自分に聞かせてやりたかったとしみじみと感じた。