ダメ人間にもなれない

PCの画面をクリックするしかできない男の日記

マラソンと強迫

先日人生初のマラソン大会で無事完走することができたけど、その裏側で厄介なものと戦っていた。

それは強迫性である。

俺の強迫性は主に確認強迫と、加害強迫(正式な診断は受けてないが、その傾向があるのは事実)。

 

確認強迫とは、例えば外出する際に鍵をかけたか何度も確認を繰り返したりするのが特徴である。

 

加害強迫は、例えると街中で歩いている時にすれ違う人を押し倒したりしてないかを確認したり、車の運転中に歩行者を撥ねたのではないかと不安になって、通った道を戻ったりするのが特徴だ。

以前から強迫性はあって、KOMAYAMAカウンセリングのサイトに書かれていることを自分なりにアレンジしたりして挑戦しているけれども、未だにその傾向は続いている。

特に今回のマラソン中はとにかく人が多くて、序盤なんかは人が密集した中で走ることを強いられる。

そんな中で俺は周りのランナーを追い抜いたときは「他のランナーを転倒させたりしてないだろうか?」と不安になって振り返って確認したり(確認強迫)、沿道の人の近くを走った時なんかは、「もしかしたら危害を加えているのでは?」と思って振り返ってみたり(加害強迫)と、傍から見たら完全に不審者だし、意味不明な行動を取っていた。俺自身も意味わからないし。

 

実のところ膝とかふくらはぎの痛みよりも強迫の方が辛かったというのが本音だ。何せ理解してもらうのが難しいと思われるので。

 

中盤以降は何とか持ち直して強迫は和らいできたけど、今振り返って思い出すと何やってたんだろうと恥ずかしくなる。

 

それでも、マラソン大会への参加は辞めずおこうと思っている。多くの方が抱いているマラソン大会への参加の意味とは違うけど、マラソン大会を強迫への対策の一つとして考えているからだ。無論完走することと、タイム短縮も目標ではあるけども。

それに強迫への対策は、基本的に不安なことをやることにあるという。確認強迫ならば家の鍵をかけたかの確認をあえて止めてみたり、加害強迫だったら、車で歩行者とすれ違って撥ねたのではないかと不安になってもそのまま走り去ったりという具合に。

 

俺もそれをやってみて気持ち改善されたかな?という感じはするものの、時間が経ったり、疲れていたりすると強迫行為が再び出始める。とにかく諦めずに回数をこなす必要があるのだろう。

 

ラソン大会参加だけじゃなくて、あえて人ごみの街中へ行くのも良さそうなので、色々とやってみようと思う。