人様に対してどうこう生きなさいよとか言えるガラじゃないが、たまにはいいだろう。
無職、ニート、障害を抱えている人達、ギリ健、ダメ人間、その他生き辛さを抱えている人達に対して向ける言葉があるとしたらこうだ。
「その気があるなら殺すつもりでかかっていけ!!」
はい、ドン引きさせてすみませんでした。元ネタはとあるライブでの某バンドのボーカルが演奏中に観客に対して、「殺すつもりでかかってこい!」と煽ったセリフ。
もっとソフトに言えば「やる気があればやればいいんじゃね?」となる。言われた側からすれば「どれだけ突き放しとんねん!?」、「何ちゅう冷酷な野郎だ!?」となるだろう。確かその通りだ。
だが、巷ではびこる「嫌なことから逃げるのは止めろ!!」とか「お前はできるはずだ、頑張れ頑張れ」なんて叱咤激励は簡単に言えない。それを言っていい相手は、例え間違いであったとしても何らかのアクションを既に起こしている人だと思う。
その気力すらない、何らかの理由で奪われている人たちに向かってシバき続けるのは単なる自己満足であり、イジメに等しい。というよりも時間を無駄にするアホの所業だ。
無論生き辛さを抱えている人たちが全て気力を失っているわけではない。むしろ生き辛さを抱えていてもまだ諦めていない、自分の価値を信じられる人たちの方が多いように感じる。なので同じ生き辛さを抱えている者でも諦めた系の俺みたいなのは相容れないのが現実なんだよね。
それにこの先は本当に優秀な人しか生き残れないだろうしね。世界のイーストブルーみたいなこの国も海外の様に真の実力者しか生き残れない真世界となるのは時間の問題だろうし。
そんなモッシュ(激しいロックバンドの演奏で起こる客同士のぶつかり合い)状態の社会に心身ともにボロボロの人たちを放り込むなんてできるか?それこそ悪趣味だし、誰も得をしない。
だから思いやりに欠けているとか優しくないとか言われようとも、突き放した言い方しかしないし、できない。それでも無能でも生きられる社会を実現したいと考えている人たちを非難したり冷笑したりはできないが。
何もしてやれない俺だけれども、自己責任の社会である以上はせめて自由に生きてほしいと願うばかりだ。