ダメ人間にもなれない

PCの画面をクリックするしかできない男の日記

笑点を見ていると色んな意味で萎えるよね

毎週日曜日の夕方は笑点を観ながら夕食を食べることが多いのだけれども、笑点を観てると2つの意味で萎えてしまう。

 

その一つが日曜日の夕方に放映されている点だ。俗にいうサザエさん症候群と似たようなもので、俺の場合は笑点の時間になると憂鬱になるし、色々な意味で後悔の念に苛まれる。まあそれを言うならばバンキシャ症候群とかもあるだろうけども。

 

それだけならまだしも、もう一つの理由が出演者がとにかく凄すぎる点だ。司会者の出したお題に対して持ち前の芸(落語)を即興で披露する頭の回転の速さ、時事系のネタの上手さがお見事すぎて開いた口が塞がらなくなってしまう。勿論出演者たちは落語界でも修行を重ねて選ばれた「チャンピオン」なのはわかっているものの、俺があの場所にいたら確実に何もしゃべらないまま放送終了になってしまうだろう。

 

落語界もそうだし、コメディアンの人たちは本当にすごい人たちだよね。頭の回転とかネタの作りこみとかもあるけれども、何といっても精神力がとんでもない。俺だったら飲み会とかで「一発芸をやれ!」とか急に言われても頭の回転がすこぶる悪くて、何よりもスベった時の事を考えたら絶対にやれないし。

 

そういう意味で言ったら俺は関西生まれでなくて良かったのだろう。向こうではユーモアのセンスも結構求められたりするので今以上に疲弊していただろうし。関西人が悪いとかそういうわけじゃなくて相性の問題なのだろうけど。

 

誤解しないでもらいたいのだが、決して笑点自体を否定しているわけではないし、内容も面白いのでずっと続けていってほしい番組の一つだ。

ただ、人を笑わせたりすることが絶望的にできないだけなのだ。