ダメ人間にもなれない

PCの画面をクリックするしかできない男の日記

ミッドガル脱出しました。ネタバレも含みます。

先月Finalfantasy7 REMAKEをダウンロードしてからはリメイク三昧でろくにブログも書かないどころか、twitterすらあまり見ない日々を過ごしていた。

そうした中5月に入ってようやく本編のストーリーをクリアすることができた。攻略サイトとかを見ながら進めればもっと早くクリアすることは可能だったけど、今回はなるべく自力でストーリーを進めたかったので。

 

 

大まかなストーリー

星のエネルギーである魔晄エネルギーを利用して多大な利益を得た世界的な大企業神羅カンパニーに対して、星のエネルギーを無尽蔵に吸い上げることに異議を唱えたテロリスト集団のアバランチが爆破テロを行うところから話が始まる。

その過程で主人公のクラウドの過去や、星の脅威となる真の敵が明らかになっていくというのが大まかなストーリーだ。この流れは前作のFF7とあまり変わっていない。

 

前作とは別世界と思わせるグラフィック

前作のプラットフォームがPS1で今作がPS4になっているので当然画質は美しくなっているし、殆どのキャラが美男美女揃いになっている。個人的には物語序盤に出てくる神羅兵の甘いマスクにうぉっ!と度肝を抜かされた。

そして、ダンジョンや街の細部が丁寧に描かれているのも生活感が伝わってきてリアリティを感じる。

 余談になるけれども、前作でも登場した迷脇役の神羅課長がナイスミドルで良識な人物で描かれているのに惚れてしまった。

戦闘が難しくなった

前作は純粋なRPGでレベルを上げて装備をしっかり整えればボス戦でもさほど苦戦することはなかった(一部ボスは攻略サイトを見なければ難しいが)。しかし今作ではアクションRPGの要素が強くなって、状況を把握して緊急回避したり、移動したり、ガードを駆使したりしなければ勝てなくなっている。特に盾を持っている敵に正面から攻撃を仕掛けても弾かれて反撃されたりと、昔みたいにサクサクと進められないのが辛かった。

個人的には伍番魔晄炉で戦うエアバスターがキツかった。中盤からの火力の高い攻撃に手も足も出ず、回復が間に合わなかったから。

 あとは敵が硬くてなかなか倒せないのにもストレスを感じた。通常攻撃だけでなくてABILITYと呼ばれる特技を駆使してもなかなか相手のHPが削れなくて、LIMITという超必殺技を決めてようやく減ったなと感じるくらいだし。BURSTと呼ばれるひるんだ状態にまで持ち込めば比較的ダメージを与えやすくなるけれどもその過程が長いので辛いのだ。

 

新キャラクターの登場と、感情移入させる演出

今作では前作で登場したキャラクターに加えて多数の新キャラクターが登場する。7番街スラムにおいてはマーレさんだったり、ウォールマーケットにおいてはコルネオの部下であるレズリー・カイルとか。

あとは前作では脇役となっていたキャラクターが掘り下げられているのが良い。特にアバランチメンバーのジェシーの家族関係とか過去が明らかになっているのが興味深かった。

個人的に感情移入したのは7番街スラムの住民たちと、7番街支柱プレートの死闘だろう。前作ではさほど感情移入とかはしなかったけど、今作ではリアルかつ生活感や人情味が嫌というほど感じさせられるし、この人たちがこの後…と考えると「何とかして助けてあげたい!」と奮起したくもなってくる。彼らの運命については敢えて伏せるが。

支柱プレートでの死闘も本作でのクライマックスと評判が高いが、正にその通りだ。道中で倒れるビッグス、ジェシー達との会話では普段はぶっきらぼうクラウドの根っこの優しさが存分に伝わってくる。

 

感想

今作は分作の一つでミッドガル脱出までというストーリー全体で見たら短いものだけれども、上記の演出の多さや武器の改造システムや新しい戦闘スタイル等によってかなり時間泥棒なゲームであると思う。クリア後には難易度HARDの登場やレベル、アイテム、所持金を引き継げたりもできるし。

あと、今作は前作を綺麗に再現したようで、実際はそうではない別モノのゲームに仕上がっている。プレイ当初はキャラクター設定や戦闘スタイルの変更にやや違和感を覚えていたけれども、「FF7が帰ってきたんだな」という印象だった。だけど、ストーリーを進めていくと前作にはなかった「フィーラー」と呼ばれる存在、前作の名シーンが 何度も蘇る場面があったりと、FF7とは全く違ったストーリーであることが判明していく。

何故かあのキャラがラスボスとして登場したり、エンディングにおいてもまさかの展開になるし、プレイヤー側も「どうなってるのこれ!?」と困惑を隠せない。

次回作はまだ当分先になるだろうが、プレイが待ち遠しいし、早く謎というかこの先の展開が知りたくて仕方がない。

個人的にはマルチエンディングになって、鬱エンディングとかベストエンディングとかが用意されているのがいいと思うけどどうだろうか。