ダメ人間にもなれない

年金、福祉のない超低資産の老後生活

いしがきミュージックフェスを思い出して

例年だとこの時期は秋のフェスに足を運んでいる。群馬県の山人音楽祭とか色々と行ってきたけれども、その中でも岩手県盛岡市の「いしがきミュージックフェス」(以下いしがきと略す)は格別な思い入れがある。かれこれ4回は行った。

 

いしがきは盛岡市盛岡城跡公園を中心に、合計10か所のステージが点在する、言わば盛岡市自体がフェス会場になる、全国でも珍しい形式のフェスだ。

そして何といっても無料でやっているのだ。出演するアーティストも10-feet,ROTTENGRAFFTY,BRAHMAN,ヤバいTシャツ屋さん,WANIMAなどなど全国のフェスの常連となっている面々を毎年出演させているにも関わらずだ。

 

ずいぶん前からいしがきの存在を知っていたけれども、如何せん俺の住んでいる場所から距離が離れていて、交通費も鬼のように高くつく。なので手が出せず仕舞いだったけど、その頃SNSとブログを通じて知り合ったジョニーさんが盛岡周辺の住まいということで、フェスのついでにお会いしようと思って遠征することを決めた。

 

確か最初に行ったのは2016年だった。フェス前夜にジョニーさんと一緒に居酒屋で飲んで翌日会場入りしたのだけれども、本当に市内がフェス会場になっていた。盛岡駅にも小さなステージがあるし、MOSSというスーパーの前にもステージがあった。特にhawaiian6がMOSSの前で演奏してる時なんて立体駐車場から身を乗り出して観ているお客さんとか、買い物客を尻目にダイブ・モッシュしちゃっているライブキッズの姿がシュールで面白かった。あの光景は多分この先も忘れないだろう。

 

ただ、その後ちょっとした事件が起きたのだ。locofrankを前方で観ていた時にダイブしてきた他のお客さんのかかとが俺の鼻にジャストヒットしたのだ。このとき「完全に鼻が逝った…」と確信した。案の定両鼻からおびただしい鼻血が出ていたので、一旦後方に下がって持参していたポケットティッシュで両鼻を止血した。周囲からは特異な目で見られていたけれども、背に腹は変えられない。鼻が折れてなかったのが不幸中の幸いではあったが。

 

そして、この年の大トリはken yokoyamaであった。ここ十年出演し続けてきて、いしがきの顔といってもいいのだけれども、初っ端から改造自転車に乗って現れて、しかもその自転車を観客席に投げ入れるという型破りっぷり。それでもってライブはパンクロックの王者の貫禄を堂々と見せつけてしまうのだからカッコが良すぎる。

因みにken yokoyama横山健氏は「This is Your Land」という曲を演奏するときは日本の国旗をマントのように背負う。これは2011年のいしがきに出演していた時に客席側に「日の丸」の旗が掲げられていて、それに影響されて「日の丸」を背負うようになったらしい。ここは俺たちの国だ、俺たちの土地だ、俺たちが守る場所だという思いがこの曲に詰まっている。特に都会等で観る〇トウヨが掲げる日の丸は正直気持ち悪いし、「頼むから国旗を貶めないでくれよ」と白い目で見てるけど、横山健氏が背負うとカッコよくて、見ているこちらも誇らしく思えてしまう。

 

それから2017,8,9と4年連続で参加して、その度にジョニーさんと再会し、酒を飲んでいたけれども、今年はコロナ過でそれも叶わなくなってしまった。来年以降はやれるのかは不透明だし、もしもやれたとしても規模を縮小して、ダイブ・モッシュができない距離を取った形式のライブになるのかなと思う。

 

もしそうなったとしても、また行きたいと思う。ジョニーさんともできれば再会したいし、盛岡の居酒屋で美味い酒も呑みたい。

それだけ東北は俺にとって縁とゆかりが深い土地になったということだろう。