ダメ人間にもなれない

PCの画面をクリックするしかできない男の日記

発達障害と診断されない"グレーゾーン"とは?当事者が抱える苦悩と葛藤を観た

先日ABEMAPrimeにて、「発達障害と診断されない"グレーゾーン"とは?当事者が抱える苦悩と葛藤」を観た。普段はABEMAは観ないのだが、twitterでフォローさせてもらっていて同じブロガーの発達障害もどきさんが出演されるというのを知って視聴することにした。発達障害グレーゾーンを取り上げた番組だというのもあったが。

 

発達障害グレーゾーンは当ブログ内では「ギリ健(ギリギリ健常者の略)」と称して度々取り上げさせてもらってるが、本音を言うとグレーゾーンが番組としてクローズアップされるなんてあり得ないと思っていたし、驚きもした。

 

内容としては、発達障害の診断基準は明確にされているものの、診断する医師によってまちまちである、発達障害の診断が下りないことで自分は努力不足・怠慢であると責めてしまうこと、そして発達障害の特性が強い人は見た目でわかりやすいが、グレーゾーンの人は見かけは本当にごく普通で違和感がないのでわかりづらいといったことが挙げられていた。

 

そして、何よりもグレーゾーンであることによって周囲の理解が得られず、結局は健常者と同じ扱いになってしまって生き辛さを抱えているということが強調されていた。

 

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その他にも発達障害グレーゾーンの傾向の一つとして、指示を理解したり指示を受けて話を聞いてまとめてするのが困難であるということがテストを通じて紹介されていた。俺も2番目あたりから危うかったのでその傾向があるのかもしれない。

 

あと、コメンテーターの人達の対応も良かったと思う。乙武洋匡氏やパックンマックンのパトリック氏などといった有識者が揃っていたけれども様々な方面の知識が深く、今まで俺が疑問に思っていたことを上手く代弁して的確に説明してくれていた。

そして、産業医を活用すべきではないかといった前向きな提案もいくつか挙げられていた。

因みに個人的に好きだったのはパトリック氏の発達障害もどきさんに質問する時の態度が高圧的でなかったことだ。

 

最後に、番組全体としてはわかりやすく、当事者の「これが伝えたかったことなんだ!」という点が上手く取り上げられていたこと。そして、頭ごなしに否定とかはせずに前向きな提案をしたりしていて素晴らしい内容だった。

 

今回出演された発達障害もどきさんは番組に出るに至ってもの凄く勇気がいることだったと思うし、こうしてグレーゾーンの当事者がメディアを介して発信することは大いに意義があることだろう。

 

個人的に公からの支援がないグレーゾーンの問題は、当事者の努力や克服もできることはした方がいいのかもしれないが、何とか知恵というか、「裏ワザ」みたいな形で乗り切れればいいのではないかと思っている。