いやはや暑い日が続いておりますが、おはようございます。
暑いのも寒いのも苦手なワタクシではありますが、ガンガンに冷房の効いた部屋とキンキンに冷えたコーラとビールがあれば迷わず夏を選びます。日本も四季じゃなくてタイみたいに一年中熱帯であればいいのにねえ(というよりも移住しろ)。
現在もコロナの真っただ中ではあるけれども、大型フェスが次々と開催されている。
当然収容人数の制限、ソーシャルディスタンスの確保、酒類の提供なしといった本来の形とはかけ離れたものになってしまっているが、やはり開催する方向になったのは嬉しい。
その背景には音楽業界が本当に苦境に立たされていて、制限付きでもやらざるを得ない事情もあるし、コロナの変異株の感染拡大の中で開催するのは如何なものかと思われる人も大勢いるのも事実だ。
そんな中、先日(7/3,4)とある大型フェスが京都で開催された。それは京都大作戦である。
京都ゆかりのアーティストの10-feetが主催となって2007年から(実質2008年から)行われ、毎年チケット入手困難になる程の人気フェスとして知られている。
このフェスは会場内のゴミが恐ろしく少なく、観客がゴミを出さない、落ちていたゴミを見つけたら拾ってエコステーションに捨てるという「文化」が成り立っている。
そして、会場内のスタッフもテンションが高くて、スタッフ自身もフェスを楽しんでいる。2013年に行った時はハイタッチしてくれたスタッフもいたし。
ただ、このフェスは毎年順風満帆に開催されてきたわけではない。開催1回目となる2007年は台風が直撃して中止。2017年は開催中に落雷の影響で一時中断(再開はされた)。2018年は大雨及び二次災害の恐れがあることにより中止。そして2020年はコロナの感染拡大により中止。こんな感じで結構自然災害等に振り回されているフェスでもある。雨が降る確率も高いし、雨が降ったら地面がドロドロになって「田植えフェス」状態になる程の過酷な環境だし。
こんな感じでズブ濡れ、汗だく、ドロドロになる確率が高いにも関わらず人気が高いのは、出演アーティストが豪華で、ラウドロック、メロディックハードコア、ミクスチャーロック等の「激しい」系の人気アーティストが観られる。
そして、他のフェスと圧倒的に違うのは他のアーティストとの繋がりがとにかく強いのだ。dustbox,dragonashは主催の10-feetと共に毎回出演しているし、他のアーティストが演奏している最中に10-feetのメンバーが乱入してコラボしたりするのもザラで、観客を楽しませてくれる。出演者も10-feetの曲をガンガンカバーして演奏してくれるし。
こんな数々の伝説のステージを披露してきた京都大作戦ではあるが、今年はコロナの影響で雰囲気をガラリと変えて開催されたのだ。
まずは収容人数の削減だ。いつもは2万人以上を集客するのだが、今年は50%の1万人程度に抑える。
次に、例年はモッシュ・ダイブありき(建前上は禁止だったが)のフェスであったが、密を避ける為に完全に禁止。最前のエリアは事前に抽選に当選した上で、距離を空けて観なければならないのだ。
あとは酒類の提供の廃止と、持ち込みの禁止だ。個人的にはどうかと思うこともあるが、ウィルスの飛沫対策としては止むを得ないのだろう。
かつての自由なフェスを謳歌してきた俺としては、正直窮屈で非日常感を味わえないのでかなり物足りなさを感じている(モッシュ・ダイブはまだしも酒が飲めないのが辛い…)。
それでも、コロナ過の中でも生の音楽、ライブを取り戻す為に主催者側も苦渋の決断をしただろうし、今後も続けていく為にもルールは守らなければならない。
あと、今年の京都大作戦は去年開催できなかった分も開催されるのだ。つまり合計4日開催されるのだ!(7/10,11)。
なので、もしも参加される方がおられたら、ガイドラインを守られることは勿論、移動の際も酒を飲んだり、大声で騒いだりするのは避けてほしい。どうしても飲みたければコンビニでテイクアウトして、ホテルや家に帰ってから飲みましょう(俺も正直涙目です)。
長ったらしく書いてしまって申し訳ないが、やはりどんな形であれ後2日も開催してほしいし、感染者も出てほしくない。
そして何よりもこの特別な環境下で開催される中でも楽しんできてほしい。
自然と口ずさみたくなる。