ダメ人間にもなれない

PCの画面をクリックするしかできない男の日記

貧BPさんのブログを読んで思う

先日、かつて外こもりの界隈で有名だった貧BPさんがブログを再開された。趣味垢のtwitterでフォローさせて貰っているのでそれで知ったのだ。

 

etrip.blog.fc2.com

 

一時期ブログを凍結されていたし、twitterにも情報をアップしていなかったので懐かしいなという思いでブログを覗いていみると、貧BPさん自身の環境や心境の変化が見て取れた。

くらげネコさんのブログでも記事にされていたので、そちらも参考にすることをお勧めする。

 

neet3.hatenablog.jp

 

俺が貧BPさんの存在を知ったのは8~9年前くらいだろうか。当時は仕事で疲弊しきっていて日本の働き方に対して強い疑念や不満を抱いていた。そんな時に貧BPさんのブログに出会ったのだ。労働を嫌悪して日本の社会に対しての不満を述べる姿に共感してファンになっていった。

 

彼のブログには粘着するアンチがいて、彼らを「働け働けうるせーわ!!」、「こいつらいい加減にしろよ!!」って感じで眺めていた。というよりも当時の貧BPさんを「援護射撃」しようとしたこともあった。

 

当時の俺は貧BPさんのことを勝手に同志だと思い込んでいた。労働信仰を嫌悪していて、海外脱出を目指しているダメ人間みたいな感じで。しかしながら、彼は俺とは大きくかけ離れた雲の上の存在だったのだ。

実際の彼はハンドキャリー(手荷物で運べる程度の品物を海外に持って行く仕事)やアフィリエイトでバリバリ仕事をこなすビジネスマンであり、ネガティブな部分をさらけ出しつつもコツコツと資産を増やしていた。

 

そうした中2018年にブログを閉鎖し、ネットの表舞台からは姿を消していた。

それからの彼はアフィリエイトの減少、コロナ禍によるハンドキャリーの停止等の逆境に遭いながらも正社員として就職して奮闘し、1,000万円以上の資産形成も成功した。

しかしその後は資産が減少したり、健康面の悪化があったりと苦労をされているようである。

 

かつてブログを更新されていた時から時間が経っているというのもあるけれども、人は変わるものであるということを痛感させられた。かつての貧BPさんはいい会社に入って、結婚して、子どもをつくってといった「普通の生活」を目指していないようだったけど、今はそんな生き方が愛しいように感じた。

そして、もっと若い頃にマトモになれるように頑張っておけば良かったという後悔の念も彼のtwitter等で散見された。くらげネコさんの記事でも書かれていたけれども、一度成功すると金銭感覚や人間関係等も変化して、生活レベルを落とすことができなくなるのでは?と思った。

俺の様に幼少期から奇行の繰り返しで我慢を繰り返して沈殿した人生を送ってきたのとはワケが違うのだ。もう勝手に高齢者宣言をして、いつ〇んでもいいや!なんて思っちゃってるしね。

 

何度も言うけれども人は変わっていく。行動しようがしまいが。貧BPさんは7~8年前から変わったし、俺自身も「変わっていない」と評されるだろうが実際は変わった。

俺もあと10年経ったら(生き延びられたら)また変わるのだろう。あの時頑張っておけば良かった、マトモになっておけば良かったと後悔することはなさそうだが。 

 

今後の貧BPさんを見守っていきたいと思う。